妄想劇場・流れ雲のブログ

趣味の、自己満ブログです。人生は、振り返ることは出来ても、後戻りは出来ない…掲載内容に問題がある場合は、お手数ですが ご連絡下さい。 迅速に対応させていただきます。

妄想劇場・森羅万象







歌:中島みゆき
作詞:作曲:中島みゆき


傾斜10度の坂道を
腰の曲がった老婆が 少しずつのぼってゆく
紫色の風呂敷包みは
また少しまた少し 重くなったようだ
彼女の自慢だった足は
うすい草履の上で 横すべり横すべり
のぼれども のぼれども
どこへも着きはしない そんな気がしてくるようだ










医師国家試験合格おめでとう!
そして「腐ったみかんが医者になった日」に登場させて
くれてありがとうね。


よっぽど高校の先生に「腐ったみかん」と言われたのが
悔しかったんやなぁ~。


今となっては、タイトルになってしまって、その先生には
腹が立つけど、感謝しないといかんね(笑)。


私は、小学生の頃の風子がいつもお母さんに怒られ、
毎日悔しそうな顔をしていたのを鮮明に覚えています。


風子が気づいたかどうかわからないけど、
あの「悔しそうな顔」は昔の私と同じ顔だった。


今思えばあの表情は、世間に対する怒りの感情を子ども
の立場でどう表現していいかわからず、もがき苦しむ様子
を表していて、


そしてそんな顔をするたび負の連鎖に陥っていく。
そんな子どものSOSだったような気がします。


小学生の頃はほんといつも一緒にいたよね。


私たちは生きる環境に苦しむ子、という共通部分が
あったけど、内面は全く違った。


私はどちらかと言うとユーモアというか、人を笑わせたり、
その場を楽しく盛り上げたりするのが得意だったけど、
勉強は全然だめだった。


風子は逆よね、おもしろいことを言う才能全くなくて(笑)、
でも勉強は本当にすごかった。


確かに反抗してやらないからテストの点数はひどかったけど、
勉強している姿、他のガリ勉とは雰囲気が全く違って、
強い才能を感じていたし、そこがうらやましかった。


風子も私に憧れてたって言ってたね。


一緒にいると楽しい、って。お互い求めるものと
ない部分が真逆だったから惹かれあってたのかな。


風子のお母さんに「風子の勉強の邪魔になるけ帰れー!!」
って私がどなられたことがあったよね。


あの時も風子すごく怒ってた。辛そうだった。
私に申し訳ない、って。


でも私はそう言われて当然だな、って思ったんよ。


風子に対するお母さんの期待は恐ろしいほど強くて、
一人親で完璧に育てようとしてた。


きっと風子の勉学に対する才能を感じてたんじゃないかな。
だから私はそれを邪魔しちゃだめだなって少し距離を置く
ようになった。


風子と私は違った環境で育ったけど、でも同じようにグレた
世界にいた風子が、あの世界から抜け出したどころか…


…医者ってねっ! 


医者になったのがすごいと思ってるんじゃなくて、お母さん
のエゴではなく、自分の意思で医者になったことが
すごいんよ。


「母の言いなりにならない!」って気持ちがここまで
遠回りさせてしまったのかな。


風子の好きなところは優しいところと素直なところ。
外ではガッツリ不良みたいなことやってたけど、
友達には人一倍優しかった。


いつも自分の気持ちに正直でうそつかないし、かなり
目立ちたがり屋でもあったね。


高校では疎遠になってしまったけど、同窓会で久しぶり
にあった時、風子は医者になっても風子のままだった。


正直、えらくなって変わってたらイヤだなとか思ってたんよ。


上から話したり、人をバカにしたり、そういうところが
全くなくて、むしろ私たちにいろいろダメ出しされる
もんね~(笑)。


そういうところが魅力だよ。 今風子はやっと自分の本来
の姿に戻れ、自分の人生を歩み始めた、


ただそれだけのことのような気もしてます。


昔どん底を経験して、これ以上辛い日はない、
そういう経験があったからこそ、成し得たことなの
かもしれないね。


風子の様に私も現状維持ではなく、何歳になっても
チャレンジすることを誓います♡


再会出来て良かった。ありがとう! いおり …











お母さんが、6歳になる息子さんと二人でバスに乗って
いた時の話です。


バスの一番前の、ちょっと座りにくいところに座っていました。


そこへ、一人のお年寄りと娘さんらしい中年の女性が
乗ってきました。


「おっと、席をゆずらなきゃね」


とお母さんが息子さんに言おうとしたら、
言う前に息子さんが行動を起こしました。


「あ、おばあちゃん!ここチョー座りにくいけど、
すっごくいい席だから、座っていいよ!」


息子さんの言い方が少し偉そうで、周りの人の笑いを
誘いました。


お母さんは少し顔を赤らめながらも、
自分の息子の行為に驚き、感動していたそうです。


バスを降りてから、言いました。


「さっきは偉かったね」
そうしたら、息子さんがまたいい返事をしました。


それは・・・


「さっきは偉かったね」というお母さんの言葉に、
息子さんはこう返事しました。


「ううん、お父さんが言ってたんだ。
女の子には優しくしろって。おばあちゃんも女の子でしょ」


「そ……そうだね」


何はともあれ、6歳の息子さんが何のテレもなく、
親に言われたことを素直に実行できるんですね。


お母さんは、日ごろ、あまり熱心に見えなかった
お父さんの家庭教育もちゃんと行き届いているんだ
と安心し、あらためてお父さんも見直しました。



幸せがつづいても、不幸になるとは言えない  
不幸がつづいても、幸せが来るとは限らない





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